凡人アラサーリーマンのアズキです。
天才になれなかった全ての人へ
『左ききのエレン』という漫画をご存じでしょうか。ジャンプ+で連載している漫画です。
上記はこの漫画のキャッチコピーで、読み終わってから見ると、とても深く心に刺さります。
まさにこの作品を体現した言葉ですね。
本記事では、漫画『左ききのエレン』を読んだ感想を通して、僕が学んだことを紹介します。
- 広告業界がどんな世界か分かる。
- 自分が「凡人」であることの再認識。
- 「がんばったで賞」は無い。
作品紹介
『左ききのエレン』の作者は『かっぴー』さんという方です。
作者の詳しいプロフィールは下記リンクからどうぞ。
また、今回紹介しているのはリメイク版です。
原作者の方もリメイク版を推奨しています。
リメイク版の作画担当は『nifuni』さんです。
プロフィールはこちら。
あらすじ
天才になれなかった全ての人へ——…。Webが熱狂した心を抉るクリエイター群像劇…!才能を巡る物語——堂々開幕。
引用:少年ジャンプ+『左ききのエレン』より
(※群像劇とは、1つの大きな場所で、色んな人間模様を持った人たちが集まって、物語を展開していく表現技法です。)
主人公の「朝倉光一」はデザイナー志望の凡人です。
学生の頃から、「何者かになりたい」というザックリした情熱を持っています。
要するに、「天才になりたい凡人」です。
一方で、漫画のタイトルにもなってる「山岸エレン」はメチャクチャ絵が上手い天才です。
ですが、絵を描くことが嫌いで、自分の才能も嫌いです。
そんな二人が、いろんな出来事を経て、学校を卒業し、それぞれの道を歩むことになります。
そしてこの漫画は下記の視点で話が展開していきます。
- 広告代理店のデザイナーとして奮闘する光一の現実的な話
- 漫画の主人公のような超有名人になるエレンの話
結果的に、朝倉光一は「凡人」にしかなれず、山岸エレンは「天才」として認知されるようになるわけですね。
また、『左ききのエレン』は作者の経験がよく表れている漫画です。
こちら作者の記事を読むと詳しく分かります。
広告業界がどんな世界か分かる

この漫画の魅力の一つに、光一の現実的な物語がリアルすぎることが挙げられます。
理由は作者が元大手広告代理店のアートディレクターだからです。
もしかしたら、漫画でまで現実と向き合いたくないという人は合わないかもしれません。
僕は正直この漫画を読むまで、広告代理店という仕事について全然知りませんでした。
- 「なんかオシャレなイメージ」
- 「私服でノマドワーカー」
こんなイメージでした。
でも現実は全然そんなことはないみたいですね。もちろん漫画の内容が全てではないでしょうが。
実際に広告代理店の方々が感想を書いているブログを見てみると、共感できる部分が結構あるみたいです。
僕はブログを始めてから、「広告」という存在を以前より意識するようになりました。
広告を作成するために、たくさんの人が関わり、汗と涙を流しながら頑張っているという事実がある。
当たり前のことだけど、認識できていなかったこの事実を、『左ききのエレン』は教えてくれます。
自分が凡人であることの再認識
主人公の光一は「凡人」として出てきます。
しかし、読んだ人はみんな感じるのではないでしょうか。
「こんなに努力できる人なかなかいないだろう」、と。
でも光一はメチャクチャ努力して、かなりのワーカーホリックなのに、「本当に凄い人たち」に勝てません。結果を出したと思っても、会社に認めてもらえません。
なぜか。
『左ききのエレン』には「山岸エレン」の他にも「天才」が出てきます。
- トップモデルの「岸あかり」
- カメラマンの「佐久間威風」
エレンも含めてこの「天才」たちはみんな頭のネジが飛んでいます。
天才特有ですね。
何気なく描写されているから気づきにくいですが、この「天才」たちは努力を努力と思っていないんですよね。
元の「才能」も確かにあると思います。でもそれだけじゃなく、全てをその1つのみに捧げたからこそ「結果」が出せるんでしょう。
だからこの「ぶっ飛んだ天才」たちを見ると、「こんな風には絶対なれない。やっぱり自分は凡人なんだなぁ。」と思います。
「がんばったで賞」は無い
『左ききのエレン』でちょいちょい出てくるセリフですよね。
「クリエイターの世界でがんばったで賞は無い。」
ビジネスの世界もそうだと思います。
頑張っても結果が出なければ意味は無いです。
「フリーランスの人」や「副業をしている人」は当てはまりますよね。
結果を出さなければ報酬を得られない。
個人的な話ですが、これを肝に銘じて「ブログ運営」には向き合いたいと思います。
(サラリーマンは頑張る人ほど時給換算すると給料は安くなる傾向にあるので、逆な気がしますね…)
天才になれなかった全ての人へ

主人公の光一は「何者にもなっていない」です。
でも僕は「やっぱり主人公は光一だな」と思います。
夢に向かって、カッコ悪くても前に進んでいく姿勢
漫画を読んでいくと図らずもこんな光一の姿が、「天才」に影響を与えていますよね。
それに、光一は大手広告代理店で年収1000万超えです。
カッコ悪くて、最低な面もある主人公。それでも学生の時から努力をしていて、社会人になってからも努力をしているからこその結果でしょう。
「凡人」は「天才」にはなれないかもしれない。
でも努力を惜しまなければ、得られる結果確かにある。
そんなことを、天才になれなかった僕は『左ききのエレン』から学びました。
合う合わないがハッキリしそうな漫画ですが、より多くの人が興味を持ってほしい漫画です。
終わり!
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