週刊少年ジャンプで第1部の連載が終了し、アニメ『呪術廻戦』を手掛けた『MAPPA』によるアニメ化も決定した大人気漫画『チェンソーマン』
最近のジャンプでは『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』『呪術廻戦』といった「ダークファンタジー」が特に話題になっているように思います
連載当時、『チェンソーマン』はジャンプが発売する月曜に毎週Twitterのトレンドになるほど、読者の心を掴んできました
- ぶっ飛んだキャラクター
- 王道?そんなもん知らん
- 予想の斜め上を行く展開
こんな感じで、ジャンプの人気漫画の中でも特に異彩を放っている漫画『チェンソーマン』の魅力を紹介します!
「面白い」は人それぞれ違う
「面白い」というのは人によって違いますよね
人によって合う合わないがあると思います
なので、まずは個人的に考える『チェンソーマン』が「合いそうな人」と「合わないかもしれない人」を紹介します
- 10巻くらいで終わるちょうど良い長さの漫画を読みたい人
- 今後アニメ化する話題作の先取をしたい人
- 『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』『呪術廻戦』と同ジャンル「ダークファンタジー」が読みたい人
- 先の展開が読めない漫画が読みたい人
- 映画のような大迫力のバトルシーンが見たい人
- 色んな意味で脳が破壊されたい人
- 王道な展開が好きな人
- グロが苦手な人
- 平和が一番な人
- 倫理観に欠けるキャラが苦手な人
- 脳が破壊されたくない人
ジャンプが発売する毎週月曜日にTwitterのトレンドで阿鼻叫喚になっていたので、脳を破壊された人は多かったんじゃないでしょうか
脳が破壊される→テンションが下がる→でも先が気になる
月曜日からこんな「意味の分からない気分」にさせられた人が多かったのにも関わらず、メチャクチャ人気が出ました
「こんなの見たことない!面白い!」って感じの漫画です
『チェンソーマン』の紹介
『チェンソーマン』は、「お金が無いなら漫画を描けばいい」と読切作品で稼ぎ始めるような天才漫画家『藤本タツキ』先生の作品です
2020年12月に完結し、単行本は全11巻
この11巻分の話が第1部「公安編」であり、『ジャンプ+(プラス)』というジャンプの公式漫画アプリで第2部の連載が決定してます
『チェンソーマン』の設定を簡単にまとめます
- 舞台は昭和らへん日本らしき世界
- 「悪魔」という怪物が存在する
- 「悪魔」は怖がられるほど強い
- 主人公のデンジは悪魔を退治するデビルハンター
- 人の死体を乗っ取った悪魔は「魔人」と呼ばれる
『チェンソーマン』に出てくる存在を大雑把に分けると、
- 人間(デビルハンター)
- 悪魔
- 魔人
基本はこの3種類です
人を悪魔という脅威から守る職業
デビルハンターは、悪魔と戦うために、悪魔と契約している
対価を払えば人間に協力してくれるやつもいる
人が怖いと思うものほど強い
基本的に化け物にしか見えない見た目をしている
人の死体を乗っ取った悪魔
中身は基本的に悪魔
基本人型だけど、どこかが普通じゃない見た目をしている
物語を一言で説明すると、「デビルハンターが悪魔と戦う話」です
ぶっ飛んでるのにリアル
個人的にバトル系の漫画は、「現実と漫画の世界の理屈」が絶妙にマッチした設定が面白いと思っています
「もしかしたら出来るかも!?」みたいに思って「水見式」をやったり、「二重の極み」を練習するみたいな(笑)
でもその設定には納得感が無いと面白くないんですよね
いきなり「理由もなく無敵になる」みたいな展開になってもギャグでしかない
そんな視点で『チェンソーマン』の魅力を考えます
主人公のデンジ
先ほど『チェンソーマン』には「人間」「悪魔」「魔人」の3種類がいると言いましたが、主人公のデンジはどれでもありません
デンジは物語の序盤で、飼っていた悪魔のポチタと融合して、「不死の体」と「チェンソーの悪魔の力」を手に入れます
デンジは作中で腕がぶっ飛んだり、爆破されたり、何回も死んでいます
でもいくら不死とは言え、普通なら腕が飛んだら怖いし、復活できると言っても死ぬくらいなら逃げ出しそうなものですよね
でもデンジは当然のように不死の体を受け入れ、人間じゃない身体になったことに恐怖するような描写がありません
それどころか、「胸を揉むため」に命を懸けるような主人公です

ここに読者が誰も違和感を持たない理由は、デンジが「馬鹿で道徳が無い」キャラだからですよね
小さい頃から、親の残した借金まみれで希望のない生活をしていたので、デンジには「学」も「道徳」もありません
このようにキャラの性格が設定とマッチしているからこそ、ぶっ飛んだ設定にも関わらずリアルな感じがします
そしてぶっ飛んだキャラだからこそ、「恐怖すれば強くなる」悪魔と戦うには相性がいいってわけです
バトル漫画の定番「必殺技」が無い
『チェンソーマン』には必殺技がありません
ジャンプのバトル漫画と言えば必殺技は結構定番ですよね
人気のバトル漫画を想像すると、全部に必殺技があるのではないでしょうか
技のような動きはあっても、「技名を叫んで攻撃」みたいなのはありません
でも、考えてみると戦っている最中に「技名を叫ぶ」っていうのは全然リアルじゃないですよね(笑)
もちろん漫画として映えるし、カッコいいし、盛り上がるので「必殺技の存在」は必要だと思います
ただ『チェンソーマン』は「必殺技が無い」からこそ映えるし、カッコいいし、何よりぶっ飛んでるのにリアルです

『チェンソーマン』で戦っている最中のセリフは、その状況でキャラが思っていることをそのまま言ってるので、キャラの感情も分かりやすいですね
予想の斜め上を行く展開
『チェンソーマン』の魅力と言えば真っ先に思いつくのは「予測できないこと」ですよね
特に終盤はジャンプが発売する毎週月曜、Twitterでは『チェンソーマン』に関する話題で阿鼻叫喚でした(笑)
トレンドにもすぐに入っていたことから、注目度も高かったことが分かります
- キャラが全員ぶっ飛んでいるから何をするか予想できない
- 伏線がたくさんある
- 最初からある伏線がなかなか回収されない
こんな感じで、ぶっ飛んでいるので展開予想が難しく、しかも最初の伏線がなかなか回収されないので、先が気になって仕方なくなります
何をしでかすか分からない「パワー」
第1回の人気投票で1位を獲得した魔人の「パワー」
1位を獲得しただけあって、『チェンソーマン』でもかなりぶっ飛んだキャラクターをしています
- 言ったことをすぐ覆す「虚言癖」
- マナーやエチケットが全く無い
- 協調性が無い
- わがまま
- 無責任
- 言動に一貫性が無い
- 自分を「可愛い」と自覚している
- 差別主義者
- プライドが高い
- 弱い相手は積極的に攻撃する
- 強い相手からは逃げる
改めてまとめるとクソみたいな特徴しかないですね(笑)
だからこそ、読者を笑わせてくれます

なかなか回収されない伏線
『チェンソーマン』は最初から登場しているのに、なかなか回収されない伏線が複数あります
- ポチタの正体
- マキマの正体
- 銃の悪魔
物語は「チェンソーの悪魔」が中心になって展開されていきます
要するにデンジが中心ということですね
そうすると同時に「ポチタって何者だったんだ?」という謎もどんどん深まっていきます
また、『チェンソーマン』のヒロイン?のマキマさん
この人も物語が進むにつれて明らかに普通じゃない描写がされるようになります
そのたび「マキマさんって何者なんだよ!?」ってなります

そして「銃の悪魔」
物語の目的として、「銃の悪魔を殺す」ことが基本的な方針になります
悪魔は人が恐怖するほど強くなるので、「銃の悪魔」はラスボス級に強いわけです
でも「銃の悪魔」は姿すらなかなか出てこないんですよね
こんな感じで、1巻から登場する伏線が、ずっと回収されず、謎が深まっていく一方なんです
このような伏線を考察しながら読むのがとても楽しいので、予想できない展開は『チェンソーマン』の魅力の1つと言えます
おまけ:単行本の表紙
単行本の表紙って、漫画によって様々ですよね
『鬼滅の刃』みたいにキャラクターが1人で写ってたり、『ONE PIECE』みたいに物語に関係するキャラが写っていたり
『HUNTER×HUNTER』みたいにあまり内容に関係ない表紙の場合もあります
でもこの記事を書いている時に気付いたのですが、『チェンソーマン』は表紙で何の話が載っているか分かる絵とサブタイトルになっていますよね
例えば6巻は表紙が「レゼ」でサブタイトルが「バン バン バン」
読んだ人ならどの辺かすぐ分かると思います
意外とこういう実用性のある表紙って少ない気がしますね
まとめ
【ジャンプ】ぶっ飛んでるのにリアル?『チェンソーマン』の魅力【漫画】
最後にまとめます
- キャラが設定にマッチしているので違和感が無い
- 必殺技が無いのでリアル
- 可愛いは正義
- 謎が深まっていく展開
- 考察しながら読むと楽しい
- 表紙が便利
以上です!
読んだことが無い人は、アニメ化前に予習を!
読んだことがある人も、アニメ化前に復習を!
Easy revenge!
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